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読むとだいじょうぶになる

赤ちゃんが産まれました🪽

 

 

ただいま赤ちゃん、産まれたてほやほやの生後七日!

 

 

お腹の中にいる時から感じていた仔犬のような暖かさは、外に出るとよりいっそう感じる

 

 

産前の病院の教室で助産師さんが言ってたけど、

深夜2時ごろの母乳が一番栄養素が高いとかなんとか

赤ちゃんはそれを本能で知ってるから、生後しばらくは夜行性らしい

 

我が家の赤ちゃんも漏れなく夜行性で、昼間はむくんだ瞼がパンパンでずっと寝てて、お顔はパタリロそっくりだけど、

夜になるとお目目があくので、なんだか別人みたい

 

 

産んだら痛みを忘れるというのは本当なので、少しでも覚えてるうちに出産前後のことを書き留めておきます

 

🐘

 

 

 

臨月しんどすぎて、正産期に入ることだけを目標に過ごしてたけど、

おそらくわたしがダラダラゴロゴロしすぎていたせいで、予定日前日なにも音沙汰がない(だってお腹が大きいと何するにも大変なんだもん)

 

 

定期検診に行くと、お産の最低条件は

陣痛が来ることと子宮口が開くことだと

 

予定日超過した場合、一週間以上過ぎると母子ともに危険なので、上の二つを人工的に誘発させるため措置入院させる必要があると

 

 

その費用なんと、10万円前後(!)

 

 

条件が揃うには人によるが最長で三日ほど入院の必要があり、

三食ついてて3500円前後

でも一日目は夕飯のみですけどそれでも3500円いただきます。と。。。。

 

 

 

子宮口開くのはかのバルーンを使うらしく、バルーンはかなり痛いと妊婦の間では周知の事実

誘発する陣痛も、過強陣痛という読み通りの恐ろしい陣痛になることがあるらしく

 

様々な説明を受けたわたしは、本当に、焦った!

 

 

その場で入院の日を仮押さえしてもらったのだが、その日までおよそ一週間

 

なんとしてもそれまでに出てきてもらわなくては、、、と思いました

 

 

 

それまでゴロゴロしていたわたしがまず始めたのは、階段昇降

 

この夏でかくであろう汗を、クーラーの効いた部屋で知らずにすごしてきたわたしは一日でかききった

 

昇り降りしすぎて膝が笑っていた。この方法はもう翌日には使えない。。。

 

二日目はスクワット

 

意外と膝の負担にはならないようで、騙し騙しやれた

 

 

その次の日は、バランスボールに乗り、部屋では立つか歩くかして過ごした

 

とにかく布団を敷いておかない!横にならない!

これが大事🐷

 

 

 

すると、三日目の夜、わたしの焦りを感じてくれたのか陣痛がやってきた

 

 

今思うと軽めの痛みだったが、いかんせんこちらは初産婦

 

とりあえず間隔を測ってみたところ、5分前後の間隔が続いている

 

10分を切ったら病院に連絡とのことだったので、連絡しとりあえず診てもらうことに

 

 

「子宮口は薄くはなってるんだけど、まだ指二本入るかどうかだね」

 

家で様子を見るという選択肢もあったが、せっかく掴んだこのチャンスを逃したくなかったのと不安だったこともあり、

陣痛室に入れてもらえることになった

 

 

旦那も同じ部屋の簡易的なソファベッドで横になり、わたしの陣痛が来たら腰をさすってもらっていた

 

 

5分間隔の痛みが朝まで続き、体力がかなり消耗され、旦那もウトウトしながら5分おきに叩き起こされ腰をさすらされ、二人ともかなり疲弊していた

 

 

「無痛分娩に切り替えられるようなら切り替えるかもって同意書もらってるけど、どうする?子宮口5cm開いたら無痛分娩する?」と助産師さんに聞かれ、

お金のことなんかどうでもいい、早く解放されたいと思って食い気味に「絶対する」と答えた

 

あとは子宮口が5cm開けばいいだけ!

初産婦がそこに到達するまで平均12時間!もうすぐだ!

 

 

 

昼頃まで粘ったが、夜間に診てくれた助産師さんとは違う日勤の助産師さん曰く

「薄くはなってるんだけど指一二本てとこかなぁ」

 

さっきも聞いたんですけど!

 

 

痛みはかなり強くなっていて、旦那と交代で義母に来てもらっても、義母の前で叫んで「もっと下さすってほしい!!」と指図するくらいには痛くなっていた

 

 

結局家の方がリラックスしてお産も進むかもということで一度帰宅することに

 

せっかく来てくれた陣痛が遠のいてしまったらどうしようと不安だったが、そんな不安もどこ吹く風で気付けば24時間以上、5分間隔で来る陣痛と戦っていた

 

 

 

深夜になって、もう耐えられない、

帝王切開は術後の傷の痛みが辛いと聞いていたので出来れば避けたいと思っていたけど、

もう何でもいいから出してほしい、痛みから逃れたいと思って

再度子宮口が開いていないか診てもらうことに

 

 

 

「昼間よりは薄くなってるけど、指一二本入るかどうかだね」

 

まただ 何回も聞いた

昼間よりはって言うけど、昼間もおんなじこと言われたのに

 

辛くて泣いていたら

「泣いても脱水症状なるだけ。陣痛がこんなに辛いと思ってなかったんか知らんけど、みんなこれ耐えて産んでんねん。自分だけちゃう。陣痛では死なへんねん。」

 

「でももう24時間以上ずっとこれで」

 

「5cm開いたら無痛分娩してもらうんやろ?ほなそこまで頑張ったええだけやん!女の人は強いねん。3分間隔で来てたとしても、2分寝たら回復するねん」

 

 

そう言って帰らされた

 

その助産師さん曰く前駆陣痛じゃないかと

 

こんなにつらいのに本格的な陣痛ですらないかもしれない

 

厳しい言葉で突き放されて心底腹が立ったけど、家に帰ってからなぜか逆に少し眠れた

 

あのまま陣痛室に入ってたらリラックスできずに体力だけが消費されていくだけだったと思うので、今では感謝している

 

 

 

土曜日、日曜日の夜を超え月曜日の朝を迎えた

 

朝になっても5分前後の陣痛は続いており、元々診察の予定も入っていたがその時間まで耐えられそうになかったし、陣痛を耐えながらあの長い待ち時間正気でいられる自信がなかったので、病院が開いたらすぐ向かった

 

 

「まだ指二本くらいかな、、でも進んではいますよ」

 

そう言って子宮口をグリグリ広げる先生

 

エコーを見ながら、判断に困っている様子だった

 

 

そこでまた激しい陣痛が来て叫んでいたら、あまりにも痛そうだと思ったのか、

さっきグリグリしたら効果が出ているかもう一度子宮口を診てもらうことに

 

 

待合でも息が荒くなり痛みに体をくねらせて叫ぶわたし

 

「進みがよさそうなのでこのまま入院しましょう」

 

 

ここ数日ずっと聴きたかったセリフが先生から聞けた

 

 

そのまま分娩室に入れてもらい、無痛分娩の準備が進められた

 

 

いつのまにか子宮口も5cm開いていたみたいで、よく頑張ったねと言ってもらえた

 

ようやく痛みから解放されるのが本当に嬉しかった

 

 

カテーテルの針を入れるのはもはや痛くはなかったけど難しかった

脊髄に入れるので腰を丸まらせなければいけないのだが、お腹が邪魔してなかなかうまく体勢が取れない

肩はまっすぐにしてとかこっちに力を入れてとかあれやこれや注文をつけられているうちにうまくいったようで、麻酔が効いてスーッと冷たい涼しい感覚が背中を伝った

 

 

 

研修で来ていた医科大生の女の子ともおしゃべり出来るくらいリラックスして過ごすことができ、痛がるわたしの姿を見て緊張で手が冷たくなっていた旦那も、安心したのか温かい手を取り戻していた

 

 

 

陣痛が完全になくなってしまうとお産が長引くので少しの感覚?痛み?は残しておくのだが、

いきまないといけないタイミングはよく分かった

途中で無痛の薬が切れているハプニングもあったが、おおむね楽なお産だったと思う

 

 

 

最初は陣痛の時に腰をさすってもらうと楽だったのが、段々下に降りてくるにしたがって、最終的に肛門を押さえててもらうと楽だったので、

医科大の女の子によきタイミングで肛門をずっと押さえててもらった(これがまたうまいの!)

 

 

赤ちゃんが下に降りてくると、頭が股に挟まってる感覚があって、どぅるるるん‼️と出る感覚があったので、うわーーーーー‼️赤ちゃん出た‼️‼️産まれた‼️‼️と思ってたら、

「頭出たよ!」と言われたので、あ、まだ頭だけ?!と思って、もう何回かいきんだらまたどぅるるるるるん‼️‼️‼️と出て、すごい生々しい色の赤ちゃんがダミ声で泣いてたよ

 

 

出産後2時間は分娩室で過ごすので、その間赤ちゃんを見たり旦那が抱いたり喋ったりご飯を食べたりして過ごしたよ

やっぱり自然分娩とか帝王切開だとこうはいかないだろうなと思う

わたしは精神的に余裕があって、旦那との遺恨が残らないようなお産にしたかったから(もっとこうしてほしかったのにしてくれなかったとか後で喧嘩したくなかった)無痛分娩にしてよかったな

こっちに余裕があったら、ある程度他人がしてくれなくても恨みは残らないから

 

 

産まれたての赤ちゃんてむくみでパンパンで、お世辞にもかわいいとは思えなかったけど、

まあ美醜とかじゃなくかわいいね

むしろむくんで顔パンパンの時が今は愛おしい

 

 

病院に5日間入院して、家に帰って旦那を間近で見た時、顔がデカすぎてびっくりしたよ

人間てこんなデカかったっけ

でも旦那も私に同じこと思ってるらしい

赤ちゃんてほんとに小さい

 

 

 

 

背中からお尻にかけてが仔犬ちゃん

お乳がほしくて口をパクパクさせてる姿がツバメちゃん

お乳を飲んで満足したようなお顔はカエルちゃん

泣きすぎてピギャーって叫ぶ声は子豚ちゃん

お乳を前にして頭を振って興奮してる姿はピラニアちゃん

 

 

 

各書類の多さ、やることの多さは急速にわたしたちを親にしてる感じはあるけど

親子とか関係なく愛情たっぷりに過ごしたいね

初心を忘れず 愛してるよ❤︎